日本での就職活動を経験した留学生の先輩たちの体験談など、これから就職活動をする皆さんへのメッセージを発信します。
実際の活動内容や苦労した点、事前に準備すべき内容や心構えなど、就職活動を行う上で貴重な情報ばかりですので、ぜひ参考にしてください。

G・Y

就職先:プロモーション会社
出身国:中国(福建省)
出身大学:早稲田大学大学院


国内大学を卒業して、日本へ留学しました。来日留学生活は合計2年間です。留学中、授業や修士卒業論文などに忙しくて、その上、途中で迷う時期もあるので(一時、卒業後帰国とか考えていました)、やっと修士2年の二学期から就職活動を始めました。ギリギリと言えますね(笑)。今、あの時の就職活動を振り返ると、大変だったと感じました。いろいろの会社説明会に参加したり、エントリシートを出したり、履歴書を書き直したりすることなどなどです。しかもエントリシートや履歴書は必ず手書きじゃないとダメです。ほんとうにいろんな苦労をしていました。幸い、今の会社から内定をもらって、就職先が決まりました。

日本で就職活動を経験した人はきっと自分をよりよく理解できる人になりました。なぜかというと、日本で就職しようと思ったら、最初にやるのは「自己分析」ということです。また、日本企業の面倒くさく見える説明会、3、4、5回の面接などで、自分自身が素早く成長したと感じました。

日本の就職活動は中国の就職活動と全然違うと思います。日本の就職活動は時期が長くて、いろいろな準備をしなければなりません。「早いものが勝ち」という諺のどおりです。

1、志望分野を早めに決まりましょう。2月ごろの段階までに定めておいたほうがよいと思っています。早めに自己分析、業界分析を通じて、志望分野、業界を決めます。

2、本を読みましょう。志望分野が決まったら、それに関する本をたくさん読んでおきます。

3、日本語をもっと話せるようになりましょう。大学試験、大学院試験では、日本語がうまくなくても、勉強熱心や専門知識があると、面接先生は何とか理解してくれ、合格させていただきます。ところが、社会、企業では全然違います。日本語能力は専門知識よりもっと大切なポイントになると言える特に文系就職学生です。しかも、就職活動に使う日本語は大学日本語よりもっと一段上の語学力が必要となります。しかし、4年間、5年間日本で留学生活を送ったからといっても、必ずしも日本語がうまいというわけではありません。それで、普段から日本語の文学作品、日本語新聞を読んだり、日本語番組を見たりすることも大事です。それで、短期間内で日本語を上達させることもできるし、自分の視野も知識面も広げることになります。

最後に言いたいのは、志望企業に「どうして自分がこの会社に入りたいのか」という声をちゃんと伝えることがもっとも大事です。


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