日本で就職するために必要な知識ついて、総論から各論までを多岐にわたって解説していきます。
就職活動を行う為の心構えや準備すべき事柄の解説は勿論、就職活動に関する用語解説や、様々なシーンにおけるルールやマナーなど、実践的な内容を網羅しています。

  • X:面接でのマナー

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選考過程でもっとも重要なのが「面接」です。今まで行ってきた「自己分析」「企業研究」をもとに、志望理由や自分の強みや考え方などを、自分の言葉で面接官に伝えるように準備しましょう。

●面接の種類

通常は、内定が出るまでに2回~4回の面接が行われます。
若手→課長クラス→部長クラス→役員クラスと面接官の役職がステップアップしていくのが一般的です。

●面接に臨む前のチェックポイント

①自己分析は終えているか?
面接は「自分の強み」を「自分の言葉」で伝えることが重要です。
②業界研究はできているか?
業界を知れば、志望する企業の位置や将来性、強み・弱みを理解できます。
③企業研究はできているか?
その会社に入社したいという熱意を伝えるためにも企業研究は必須です。
④自己PRの骨子はできているか?
自己分析をもとに、自分自身の人間的な魅了を整理しておきましょう。
⑤志望動機は確かなものか
その会社で自分は何をやりたいのか、どうやってその会社に貢献できるのか、それが自分のキャリアデザインにどうつながるのかを明確にしましょう。
⑥面接の基本マナーは身についているか
第一印象は非常に重要です。礼儀・作法や外見の清潔さを心がけましょう。

●面接の流れとマナー

面接は、自分自身の価値を確かめてもらう機会です。
面接開始から終了まで、礼儀正しく振る舞うことが大切です。

①会場に到着
遅刻は絶対にしてはいけません。心を落ち着けて面接に臨むためにも集合時間の15分前には会場に到着しましょう。
②受付
面接は、受付から始まっていると思いましょう。学校名、名前と面接を受けに来たことを受付ではっきりと告げましょう。案内していただいた方には、忘れずにお礼を言い、社員とすれ違う場合は軽く会釈をしましょう。
③控え室
携帯電話の電源は切り、静かに待ちましょう。荷物はテーブルの上には置かず自分の足元に。長く待たされても他の学生と話したり、控え室を頻繁に出入りするのはやめましょう。
④入室
ドアを2~3回ノックし、「どうぞ」と言われたら「失礼します」と言ってから入室し、ドアは静かに開閉しましょう。入室したら面接官に向かって一礼(敬礼)し、用意された席の横に進んだら、元気よく学校・学部・名前を名乗り、一礼(敬礼)しましょう。面接官から「どうぞおかけください」と言われたら、「失礼します」と言ってから座りましょう。
⑤面接中
カバンは足元に置き、背もたれには寄りかからずに姿勢よく座りましょう。丁寧な言葉づかい、正しい日本語で、面接官の目を見ながら、簡潔でわかりやすく答えましょう。集団面接の場合、他の人が質問されている時でも話を聞き、他の人の話をさえぎったりすることのないようにしましょう。

・面接で想定される質問例
・グループディスカッション対策
・先輩方の印象に残った討論や作文のテーマ

⑤退出
面接が終了したら、立ち上がって「本日はありがとうございました」とお礼を言いましょう。ドアのところまで進んだら再度「失礼します」と一礼(敬礼)し、ドアを静かに閉めて退出しましょう。

●面接での注意点

①貧乏ゆすりをしない・・・貧乏ゆすりの癖がある人は時間をかけて直しておきましょう。
②しゃべり過ぎない・・・しゃべり過ぎはかえって要領が悪い、話のポイントをきちんと押さえられない、などの悪いイメージを与えます。面接でスムーズなキャッチボールをするために1回の受け答えの時間は、一般的には30秒から1分。
③他社の悪口は言わない・・・他の会社の悪口を言うよりも、他社との比較でこの会社の良い点を話しましょう。
④他人の発言に影響されない・・・グループ面接などで、「私もそう思います」というだけでは、主体性がないという印象を持たれかねません。必ず自分の意見も付け加えて答えましょう。
⑤言い訳をしない・・・自分にとって不利な質問でも、言い訳や自己中心的な発言をせず、潔く答えることが大事です。
⑥面接メモをつくる・・・面接後は、次の面接に向けて効果的な対策を立てるため、すぐに「面接メモ」をつくって、流れと内容を書き出し、客観的に反省をするようにし、他の人にもアドバスをもらいましょう。

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